今日も交通事故が起きています。年末に向けて、渋滞と交通死亡事故も増える傾向にあるので、自身とご家族の身を守るためにも、交通安全についてもう一度考えてみましょう。
【ざんねんな右折】
・中心付近まで出ないで右折待ちをしている。(これでは右折できる台数が限られてしまい、渋滞を助長します)
・ハンドルを右に切った状態で尚且つ、車体を斜めにして待っている。(もし後ろから追突された時に、対向車線に出てしまいます。後続車の進行を妨げます)
・信号が変わっていることに気づかない。(対向車の動きだけを見ているので、信号が青の右矢印が点灯しているにも関わらず右折しない。特に、丁字路交差点に多い時差式信号の場合に気づいていないドライバーがいる)
【交差点の右折】
交差点やその付近で交通事故は起きやすいです。交通事故の半数が交差点やその付近で発生しているのはご存じでしょうか?まさしく交通が交わる場所なので、ルールを守ることは大前提です。その中で注意すべきポイントを取り上げます。
1 自動車は交差点の約30メートルまでに道路の中央に寄ります。(30メートルに寄るためには、その3秒前までに進路変更の合図を出します。)信号の変化に注意しながら、交差点に進入します。交差点に進入するまでに、進行方向、特に横断しようとしている自転車や歩行者の状況を前もって確認しておきます。次に対向直進車の速度、動きに注意を払います。万が一直進車と衝突した場合のことを考えて、対向車との距離は45メートル以上ないと、対向直進車が急ブレーキを掛けても間に合いません(対向車の時速が60キロの場合)。距離感がつかめない方は、中央線や車線の境界線(破線)が5メートル間隔なので、最低でも5セット分ない場合、向かってくる直進車の前を右折してはいけません。
2 右折する場合は、確実に交差点の中心(中心点の標示がある場合はその直ぐ内側)の直ぐ内側を徐行(すぐに停止出来るスピードで進行)します。中心の直ぐ内側を通ることで、運転席からの死角を大幅に減らすことができます。つまり、横断者をいち早く発見できるのです。ショートカットはいけません。ハンドルを切っている間は進行方向の交通の状況、信号無視で飛び込んでくる自転車や歩行者の確認をしておきます。
というように、交差点を通行するということは文章にするととても複雑なことをやってのけているのです。実は人間の限界を超えているという説もあるくらいです。これが条件が悪い場合、夜間や雨天などの場合ドライバーの負担は増して、歩行者や自転車の見落としが高まります。ですので、みなさんも交差点を通行するときには、ドライバーに自分の存在を知らせるようにしましょう。今日もご安全に。