ドライバー日記

世の中から交通事故を無くしたい。

ざんねんな運転【交差点の直進】

今日も交通死亡事故が起きています。少しでも交通事故が減らせたら、そういう気持ちでドライバー日記をはじめました。ほぼ毎日、自動車と125ccのバイクで運転していてお金を稼いでいます。プロドライバー兼ライダーです。だから、危険な運転にはしょっちゅう遭遇します。怒りを通りこして、ざんねんな気持ちになります。なんとか交通事故や交通渋滞を減らしたい。そのためには、道路を利用するみなさんの協力無しでは不可能なのです。

【交差点の直進】

交通事故の半数以上が交差点やその付近で起きていることをご存じだろうか。なぜなら様々な交通が交わるから、だ。直進で交通事故が起きるの?と思う人がいるかも知れないが、交通が交わる事は直進も変わらない。

1 前車が大型車の場合、信号が見えるように車間距離を取る必要がある。しかしながら車間距離を十分に取らないドライバーがほとんどである。信号交差点を直進していて、全車がトラックやバスなどの後ろを車間距離を取らずに走行していると、信号が赤に変わっていても気づかすに交差点に突入することになる。結果、右折してきた直進車と衝突してしまう。「直右(ちょくう)事故」という。また、前の状況がつかめないので、渋滞時に交差点内で止まって交差する車の流れを妨害してしまうこともある。 

2 直右事故は被害が大きい。主に右折車が直進車のスピードと距離を見誤り、ぶつかってしまうのだが、直進車は右折車がまさかこの距離で曲がってくるとは思っていないので、ほとんど減速せずに右折車とぶつかることになる。衝撃力は速度の2乗に比例して大きくなると教習所で教わったはずだ。つまり、衝突するまでに速度を半分まで落とすことができれば、衝撃力は4分の1まで減らすことができる。減速をしていない車とぶつかることは、ほぼ100%の衝撃をバイクは体、四輪車は車体で受けることになるのだ。だから交通事故の起きやすい信号交差点においては、セパレート方式(青色の直進左折矢印信号のあとに青色の右矢印だけが出る)信号を採用しているではないか。直進車と右折車を分離して事故を防止しているのです。