今日も事故を目撃しました。首都高でジャパンタクシーとバックホウを積載しているトラックがぶつかったらしく、トラックは横転、路面には自動車ガラスが散らばっており、ジャパンタクシーは全面が凹んでいました。原因はわかりませんが、車線変更時に接触したものかと思われる交通事故です。さて、毎日運転していると、進路変更の場面に何度も出くわします。もちろん自分もですが、他車の進路変更も。見ていて、とてもざんねんな進路変更を見ると、悲しい気持ちになります。はっきり言いますと、中高年の運転者が多いです。とてもわがままで、危険な進路変更です。もはや進路妨害と言えます。進路妨害とは、自社の運転により、他車に急ブレーキを掛けさせたり、急ハンドルで避けさせ進路を妨げることです。急ハンドルや急ブレーキとは言わないまでも、相手の進路を妨げることは、優先判断不良と言えます。とにかく、進路妨害や優先判断不良の進路変更をする中高年ドライバーがいらっしゃいます。パターン別で書いてみます。
【高速道路の本線に流入するとき】
ざんねんな進路変更は、加速車線をあまり使用しないで、すぐ手前で合流してしまう進路変更です。何がいけないのかと言うと、速度が低いので、本線を走行している車にブレーキを掛けさせ減速させてしまう。結果として渋滞や追突事故の原因や遠因になる。
次に、ざんねんな進路変更は本線車道に鋭角に合流するドライバー。ドアミラーに本線を走っている車の姿が映りにくくなるので、合流時に接触事故を引き起こしてしまう。
本線(車道)への適切な流入は、加速車線を目いっぱい使用して時速100キロの本線なら時速80キロ、60キロの規制がある自動車専用おうです。道路なんかは、50キロで合流できるのが理想です。その時も原則、加速車線が設けられている高速道路では目いっぱい使用して、ハンドル操作は緩やかに、加速を十分にして安全に合流しましょう。
【車線変更するとき】
進路変更時の合図の時期は進路を変えようとする約3秒前です。3秒間でウィンカーの点滅は4,5回です。つまり、他車に自分の行動を伝えるには、3秒間の間(ま)が必要だとも言えます。では3秒間で車はどれくらい進むのかというと、時速30〜60キロでは1秒間に10メートル以上進行します。ですので3秒間で30メートル以上です。進路変更する前には距離に余裕を持って、前もってルームミラーやドアミラーなどのバックミラーで後方の状況を把握しておいて、なるべく速度を保ちながら(たまに、アクセルやスロットル操作が疎かになってします人がいて、速度が極端に落ちてしまう人がいるので注意しながら)緩やかなハンドル操作で進路を変えましょう。
【多車線での右折や左折レーンへの進路変更】
これができない中高年ドライバーが結構いらっしゃる。右折レーンや左折レーンが設けられている多車線の交差点においては、右左折レーンに入って合図を出すのではなく(30メートルの合図だけではなく)、右左折専用レーンに入る約3秒前に進路変更の合図が必要です。つまり、3秒+30メートルの合図で交差点に進みます。また、渋滞している際には右左折レーンの最後尾にいる車は次に後ろからやってくるであろう車のために、合図を出しておくと無駄な渋滞を減らすことができるので、おすすめします。後ろに車がやってきたら、消せばいいのですから。こうすることで、あれ、この列は直進車の列では無いのだなと後続車が勘違いして無駄に並び続けることが無くなるのですから、無駄な時間と労力を減らします。そのためには結局、あなた自身の思いやりや譲り合いが必要です。