Ⅰ 自動車各部の保守と手入れ
自動車走行にあたって、日常点検はもちろんのことですが、外観を含めて手入れが必要です。
1 4輪車の点検
① バッテリー(蓄電池)
バッテリーは自動車の電気装置の電源です。次のような点に注意しないと、電気容量が低下し、エンジンがかからなくなってしまいます。
・電解液は、極板が露出しないように、規定量を保つことが大切です。
・電解液が減っていたら、蒸留水(補充液)を補充します。井戸水や水道水を使用してはいけません。
・ターミナル(端子)の締め付けは、確実に行いターミナルや配線の接続部が白く汚れた場合は、温水で掃除しグリースなどを塗っておきましょう。
・寒冷期にはバッテリーの容量低下(バッテリー上がり)を起こしやすいので、完全充電状態を保ち、かつ始動操作に注意しましょう。
◯ バッテリーについての注意点
・電解液は希硫酸または希硫酸が入っている補充液は身体や衣服につけないようにしましょう。
◯ バッテリーが上がってしまった場合
・故障車と他の車(救援車)をブースターケーブルでつなぎエンジンを始動させる方法があります。
①故障車の+電極(赤色)と②救援車の+電極(赤色)を赤色のケーブルでつなぐ③救援車の−電極(黒色)と④故障車の−電極(黒色)を黒色ケーブルでつなぐ