ドライバー日記

世の中から交通事故を無くしたい。

仮免学科試験対策「踏切の通過」【有料級】

 踏切も重大事故の危険があります。また列車を止めてしまった場合、莫大な損害賠償も発生する場合があるので、ここで学びましょう。

1 一時停止と安全確認(止まる・見る・聞く

 踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(停止線がある時は停止線の直前)で一時停止をし、窓を開けるなどして(耳の高さくらいまで開けるとよい、全国には遮断機や警報機のない踏切があるので)自分の目と耳で左右の安全を確かめなければなりません。なお、踏切に信号機がある場合は信号に従って通過することができます(停止しないで、左右の安全を確かめ通過します)。

2 安全を確認する場合、一方から列車が通過しても、その直後に反対方向からの列車が近づいてくることがありますから十分注意しましょう。

3 警報機が鳴っているときや、しゃ断機が降りていたり、降り始めているときは踏切に入ってはいけません。

4 前の車に続いて通過するときでも、一時停止をし安全を確かめなければなりません。また、踏切の向こうが混雑しているため、そのまま進むと踏切内で動きが取れなくなるおそれ(心配)があるときは、入ってはいけません。

5 踏切内では、エンスト(エンジン・ストール)を防止するため、変速しないで(ギアを変えずに)発進時の低速ギア(力の強いギア)のまま、一気(ためらわず)に通過しましょう。また、歩行者や対向車に注意しながら落輪しないように、やや中央寄りを通りましょう。

6 踏切で故障したとき

 踏切で動かなくなったときは、一刻も早く列車の運転士に知らせるとともに、車を踏切の外に移動させなければなりません。

① 警報機のある踏切では、警報機の柱などに取り付けられている押しボタン式の踏切支障報知装置を使用する(押さなかった場合で悪質な場合は、列車の1分の停止につき100万円の損害賠償なんてことも…)。

② 警報機のない踏切では、発煙筒を使用し列車の運転士に早く知らせる

③ 発煙筒がない場合や使い切ってしまった場合は、煙の出やすいものを燃やし知らせる。

④ 非常手段としてMT車で古い車両は、クラッチを踏まずにギアをローまたはバックに入れ、エンジンキーを回してバッテリーの力で脱出する方法があります。これはAT車クラッチスタートシステム車にはこの方法は使えません。