Ⅰ 安全確認の方法
1 安全確認、ドアの開閉方法
① 乗り降りするときは、周囲の状況、特に後方からの車の有無(有り無し)を確かめ、交通量の多いところでは左側のドアから乗り降りしましょう。
② 乗ってからドアを閉めるときは、少し手前で1度止め(半ドア防止やケガ防止)、力を入れて閉めます。降りるときは目(目視)で確認し、ドアを少し開けて1度止め(後方の車への合図を送って)、さらに安全を確認してから降りましょう。
③ 同乗者がドアを開けるときや、車から降りるときも運転者は後方の安全を確認しなければなりません(運転者が責任を問われます)。
2 発進前に車の前後、左右及び車の下の安全確認(乗車前に車を1周し、車がぶつけられていないか、タイヤがパンクしていないかなどを確かめると一石二鳥です)
3 合図及び、安全の再確認
① バックミラーなどで安全を確(かめて)認(める)→合図→バックミラーと目視(死角があるの)で再(もう1度)確認→(ゆるやかに)行動
② 安全確認≦行動は交通事故を引き起こします。安全を確認してから行動する習慣を身に付けましょう。
4 走行中の安全確認
運転中は、前方(前)だけでなく側方(横)や後方(後ろ)に対しても十分安全を確認しなければなりません。
① 目は1点に集中しないで、広く見るようにしましょう(注意力の分散)。
② バックミラーなど(ルームミラーやドアミラー)を活用しましょう(走行中、時々後ろをミラーで確認する。特に停止するときには追突防止になります)。
③ 駐車場に車を停めるときには、バックで駐車すると出やすくなります。バックで出るときは同乗者などに手伝ってもらいましょう。
Ⅱ 合図を行う場合と方法
右折、転回(Uターン)、左折、進路変更、後退などをしようとするときは、(環状交差点でこれらの行為をしようとするときを除く)あらかじめ(前もって)バックミラーなどで安全を確かめてから合図をし、その行為が終わるまで継続し(続け)なければなりません。
1 右折、転回(Uターン)、左折しようとする地点(交差点)から30メートル手前の地点(交差点に近づくと、中央線や境界線が破線から実線になるのでそれが目印となる)
2 進路変更(発進・車線変更・路端へ駐停車・右折のため中央や右端に寄る、左折のため左端に寄る・障害物を避ける)しようとする約3秒前(ウィンカーの点滅4,5回)
3 徐行・後退・停止しようとするそのとき「ブレーキを踏むとブレーキランプ(制動灯)が、バックギア(R)に入れると(後退灯)が点灯する」
4 手による合図は、右手で右折や転回(Uターン)は手を水平、左折は垂直。左手で右折は垂直、左折は水平。停止は斜めにする。後退(バック)は前後に振る。
5 必要以外の合図の禁止
進路変更、転回(Uターン)、後退などの行為が終わったときは、速(すみ)やかに(なるべく早く)合図をやめる。また必要もないのに合図を出さない。
Ⅲ 警音器(クラクションまたはホーン)を使用する場合
1 車は「警笛鳴らせ」の標識がある場所を通るときや「警笛区間」の標識がある区間内で見通しのきかない(交差点、曲がり角、上り坂の頂上)を通るときは警音器(クラクションまたはホーン)を鳴らさなければいけません。
Ⅳ 警音器(クラクションまたはホーン)の使用(を)制限(される場合)
1 警音器(クラクションまたはホーン)は指定された場合のほかは鳴らしてはいけません(日本ではトラブルに発展しやすい)。しかし、危険を避けるためやむを得ない場合(対向車と正面衝突を避ける、自車に向かって後退で車庫から自動車が出てきて気づいていない等の場合)は鳴らすことができます。(信号待ちをしていて、青信号に変わったにも関わらず前車が発進しない、あいさつ代わりに鳴らすなどの場合はトラブルや騒音になるのでやめましょう。)