今日も交通事故が起きています。年末に向けて交通事故や交通渋滞が増えています。ちょっとした不注意によるものが大多数を占めていると言われています。もう一度運転免許を取得したときのことを思い出して安全運転に務めましょう。
【空気圧の点検】
ドライバーのみなさん、タイヤの空気圧を点検したのはいつだったか覚えていますか。私はおきゃくさんの荷物を運ぶプロドライバーなので、毎日乗車前に車の周りを回りながら、４つのタイヤを足で蹴って確認をしています。そして１ヶ月に１回は空気圧を点検します。行きつけのガソリンスタンドで不足している空気を注入します。空気圧どれくらい入れるのかはこちらの画像を参考にしてください。
空気圧が不足していると……
１燃費が悪くなる
２最悪タイヤがバースト（破裂）する
３ハンドル操作が危うくなる
空気圧以外にもタイヤの溝が十分残っているかどうか、亀裂や損傷がないか目視で確かめます。タイヤは命を乗せています。走る・曲がる・止まるをすべて担っています。ぜひ参考にしてください。
【ブレーキの点検】
想像してください。走り出したはいいが、ブレーキを掛けても止まらない。さあ、どうしますか？なにかにぶつけて止めますか？それとも乗っているクルマからとびおりますか？というように、止まる保証があるから走るのです。ですから必ず、ブレーキの点検をしましょう。
１乗ってブレーキペダルを踏んでみて、踏みごたえがじゅうぶんあるかどうか確かめます。長くて急な下り坂をずっとブレーキを踏み続けて下ってきた場合などは、ブレーキが床下まで踏み込めたり、ふわふわしているときにはブレーキが効かない状態にあるので、すぐに修理に出してください。
２駐車（パーキング）ブレーキの利きを確かめます。ハンドブレーキを引いてみてカチカチ音がいつもの回数鳴るかどうか、いっぱいに引けてしまう場合、ブレーキのワイヤーが伸び切っている場合があります。足踏み式や電子制御のものもありますので、取扱説明書で点検方法をご確認ください。
【灯火の点検】
灯火類いわゆるライト・ランプ類の点検です。ライトスイッチを入れてみて、ライトが正常に点くかどうか点検します。またレンズが割れていたり、ヒビが入っていないかどうか点検します。ブレーキランプはバイクは自分の手をかざし、手のひらに反射した明かりで球切れしているかどうか点検します。４輪車の場合は誰かに手伝ってもらうか、壁などの照り返しで確認します。
【燃料の点検】
ドライバーの皆さんは、燃料の補給はいつしていますか？私は仕事がら毎日補給しています。しかしながら、プライベートで使うクルマの補給は、燃料ゲージが半分以下になったら満タン給油します。皆さんの中にもいらっしゃるかもしれませんが、給油ランプが点灯してから補給するドライバーさん、いつか痛い目にあいます。私は東日本大震災を東北地方で経験しました。給油できるまで１週間かかりました。その間にも会社に行くためにクルマで通勤しなくてはなりません。満タンの状態であればよかったのですが、その時は不運にも半分以下でした。歩いて３０分の道のりを通った日もありました。皆さんにはそういった思いはしてほしくありませんので、半分以下になったら給油する習慣をつけましょう。そうすると給油する時間の短縮にもつながります。利用者全員がその習慣を身に着けておけば、ガソリンスタンドで待つ時間も少なくなります。
最後に日常点検の覚え方です。教習所で教わりました。それは……
【ブタと燃料】
ブ（ブレーキ）
タ（タイヤ）
と（灯火類）
燃料（ガソリン・軽油・電気）
…です。どうでしたか。道路上でのトラブルを避けるためにも車の点検をお忘れなく！
